漢方による治療法
香蘇散
これは漢方薬の一種です。精神的ストレスと肉体的ストレスの話をしましたが、これは精神面から効果を発揮してくれる漢方です。これも葛根湯と同様に、風邪の初期症状で有効です。
精神面から風邪が治るのは想像しにくいかもしれません。人は体力の回復や体内の様々な機能の回復や修復を寝ている間に行います。つまり、よく眠ることが体にとって一番大事なことになってくるのです。
香蘇散は、漢方の中での精神安定剤のようなもので、不安定な気持ちや抑うつ状態を解消してくれるようなイメージです。風邪の引き始めは、ウイルスも全力では挑んでこられない状態なので、そのうちに体力や免疫を回復して風邪を振り払おうという働きです。
また、最近の医学で言われていることなのですが、心と免疫力に関連性があることが唱えられています。風邪の引き始めに、自らの免疫力を高めれば、症状が重くなる前に阻止できる。そのために心を安定させよう。そのようなことで、医学でも効果が認められてきています。ひどくなってからよりも、初期段階で完治させてしまったほうが体への負担も少なくなりますし、症状も軽くで済んでしまいます。
風邪が流行する冬季に備えて、予防にも利用できます。秋ごろから毎日1包程度を服用しておくと、あらかじめ免疫力を高めておくことが出来るため、ウイルスに負けない体を作ることが出来ます。薬を毎日飲んだら、胃腸に負担がかかるのではないかと思う方もいると思いますが、胃腸が弱い方でも飲めるのが香蘇散のよいところなのです。